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、
考えないといけないことはたくさんある
別に絆されてる訳じゃない
ただ、環に振り回されてるだけ……
胸が苦しい……
なんで、こんなに胸が苦しいんだ
ハッ!と目が覚める
気が付いたら、環が俺の上頭を乗せてた
胸が苦しい訳だ………
頭が重い!
「あ、起きた。おはよ。碧」
「重い……」
「悪い悪い。全然、起きないから」
「なんて起こし方を……
…………!?おい。これはどういう事だ!」
「何が?」
何がじゃない!!
俺のシャツは胸までまくれ上がっててズボンも下着も下ろされてる
なんだ。この格好は……
「碧の寝顔があまりにも可愛くて……
我慢できなかったんだもん」
だもん……って、25歳の男が阿呆な事を言うな!
「お前な……これから、会社だろ!」
「大丈夫だよ。あと一時間は余裕」
「俺は一度、家に戻って着替えたいの!」
「俺のスーツ、貸してあげるよ」
「ちょ……!」
胸を触ってきた
くすぐったくてゾワゾワする
「なぁ。いいだろ?」
そっと耳元で囁かれる
耳をぺろりと舐められ、体が震えた
「やっ……」
「碧。ヤリたい……」
俺のを触りながら、じっと見つめられる
「だめ……」
「碧にダメって言われると、すげー興奮する」
何言ってんだ!この変態!
「あ、あっ……」
「ほら。碧も勃ってるじゃん」
触れば勃つんだよ。馬鹿野郎!
「……う……はぁ……」
「可愛い声……碧。挿れたい…………」
深くなるキス
抜いてる手はどんどん早くなり、俺の考える気持ちを奪う
「…………んんっ、や、」
「お前の奥まで挿れて、めちゃくちゃに犯したい」
…………そ、そんな事、言うな!
後ろに突然、二本の指が入ってきて、長い指が、俺の弱いところを狙う
「アアッ!やっ、あ………!」
「エロ……」
グチャグチャ、ローションの音が響いて、理性を奪われる
あまりの快感に涙がにじむ
「た……環…………」
涙声で呼ぶと環は嬉しそうな顔をして、キスをしてきた
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