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、
バーに一人で来た
強めのアルコールを流し入れる
話もろくに聞いてやらず、手酷く抱いて後処理も何もしてやらなかった
振られてやろうと思って……
…………玄関の冷たい床に放置してきた
辛そうに寝てた碧
思い出すと苦しくなった
………今まで通りなんて、無理だ
離れたくなかった……
簡単に手放す訳じゃないんだ…………
碧は俺を待ってた訳じゃない
雪村とのことをケジメつける為
データの心配もあるかもしれないけど……
虚しい気分になって、グラスの酒を飲み干む
…………もう抱けない
触れない…………
もう一緒にいられないんだ……
「環くん。今日はこの位にしといたら?」
マスターに珍しく、飲みすぎてた酒を止められる
「…………チェックを」
仕方なく会計を済ませ、家に戻った
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