5 / 12

3-1

「ほら、淫乱、四ツん這いになれよ!メス猫らしくケツ振れ!」 それにしても、今日の呉はいちいち口が悪い。 コイツ、エッチの時にはいつもこんな風になるんだろうか? 「やだよ。なんでオレが……」 「うるせぇ、口ごたえすんな」 ピシャっと太ももを叩かれ、ビクンと大きく身体が跳ねた。 「いったぁ……」 「えっっ、三次ごめん、痛かった?大丈夫か?」 呉が赤ちゃんでもあやすような声を出して、赤くなった太ももをなでてくれる。 「そんな痛くするつもりじゃなかったんだ。ごめんな、三次のド淫乱な男好きアナルに、いっぱいチンコ咥えさせてやるから許せ」 ……いや、叩かれた事よりそのセリフの方が許しがたいよ。 でもそのまま腰をつかまれ、強制的に四つん這いに。 呉がオレを背中から抱き込んで、チュチュッと背骨にくすぐったいキスを散らした。 「なんでオレが……ぁっ……」 さっきより硬くなった先っぽが……あう……あう……。 「なんだ?挿れただけでイったのか?」 イッてねぇし! そうじゃなくて、ほんのちょっとだけど入ってる。 でも……キュッと締めたら……やっぱり、出た。 「あ、こら、何イタズラしてんだよ。もう可愛いなぁ。ほら、アナル緩めろ」 ……バレた。 こうなったら……。 オレは尻に手を回し、呉ジュニアを握った。 「呉、これで動いて」 「……うお……うはうっっっ、どういうテクだよ、ちょ、やばい。ああ、マジやばい」 入っているように装う為に、手で握っただけなのに、呉がオレの背中で激しく悶えている。 呉、感じ易すぎじゃないか? 「ほら、腰、動かしていいよ?」 「ぁひっ……ふぁっっ!ああ、もうっもう……ウソみたいだっ!ひぁっっ気持ちイイっ!こんなっ!ああ、もう、淫乱アナルめっ!あひっ……!ぁあああっスゴイっ!みよしいいいい!」 ガガガ……と、腰を振りながら、オレの背中に愛撫とキスを繰り返す。 「うぁあんん……きもちぃいいいい!」 声がデカイって。 でも。 …………………………ちょっと可愛いかもしれない。 呉を可愛いと思うなんて初めてだ。 「おふぅっっ……またイクっっ!」 早えよ。そう思ったら、ついつい呉ジュニアの根元をキュッと締め上げてしまっていた。 「ぁぁっっ!イクっイクっっイクっっイクっっっ!出る!あれ?………イケないぃぃぃっっっ!ああっ、チクショウ!なんでだ?三次にたっぷり好物のザーメン飲ませてやるって言ったのに。ああイケないっっ!」 そんな話聞いてないし、要らない。 「ぁれ?チクショウ。出来るだけ早くイケるように頑張ったのに……なんでだ?」 「え……なんでそんな努力を?」 「そりゃ、テメェが前に……い、いや、なんでもねぇ」 「オレが……?えっ?呉とはそんなに話したことないよな。なんか言ったっけ?」 「直接にじゃねぇよ。い、いや、なんでもねぇって。淫乱メス猫はザーメン大好きなんだろ。だからたっぷり飲ませてやるって言ってんだよ」 ………ちょいちょい記憶をくすぐられる。でも、いや、まさかな。 「もしかして呉、オレと大竹たちの会話、いつも聞いてる?」 「き、聞いてねえよ!いつも大竹がデカイ声で喋ってるけど、全然聞いてない。聞いたことない。聞こえない!」 コレは聞いてるな。 そして盛大に勘違いしてる。 ああ、もう。大竹の野郎、エロ漫画の話でも全然声のデカさが変わんねーから、スゲェ恥ずかしかったんだよ! 「か、会話は聞いてねぇけど、三次はこういうのが好きなんだろ?」 必死で腰を振りながら呉がオレの髪をなでた。 そうか。そういう事か。 ……大竹の野郎。だからデカイ声で喋るのやめろって言ったんだ! 以前大竹が見せてくれたエロ漫画の中に、無理矢理系の快楽堕ちネタがあって、オレはそういうハードエロを見たことなかったから、すげえな!ってかなり食いついてしまったんだ。 そしたらアイツオレをヒロインに見立てて『ああいう風にされたいんだ?』なんてからかってきやがって。しかも、大竹的にそれがツボらしくって、いつまでもしつこくその快楽堕ちネタをオレに言い続けてる。 とはいえ、それはあくまで友達の間のノリで、イジられてるだけなのに。 オレがマジでヤリまくりのビッチだなんて、あり得ないだろ。何をどう考えて……。 あ、そういえばあの漫画、フタナリでケツガン堀りされてたような。 だからオレ『こんなのがあるんだな!』ってびっくりして大竹に話したんだ。 ……いや、そうだとしても、勘違いしないだろ! ……あ、もし呉が元ネタのエロ漫画の話は全く聞いてなくて、そこから派生した大竹の『輪姦(まわ)されたいんだろ?』とか下品な冗談だけ耳にしてたとしたら……? ……いや、そうだとしても、勘違いしないって! 呉はオレが手で根元を掴んでいるだけだと気づかぬまま、グッグッと尻の割れ目にチンコを押し付けてくる。 片手で四つん這い状態でグイグイ押されると、かなり腕がキツイ。 オレはまだ少しふんわりしている呉ジュニアをクンと引いて、股の間に挟み込んだ。 「あふっっ??あ、ちょっと緩んだ?」 ケツに入ってるかどうかはわからなくても、締めつけの強弱くらいはわかるらしい。 「はやくも俺の型を覚えたんだな。さすがビッチだ」 「………」 開いた口がふさがらないって、きっとこういう時に使うんだろうな。 実際は口もケツもしっかり閉じてるけど。 でも、なんでだろう。無理矢理押し倒されて超怖かったはずなのに、今はなぜかオレの方が騙してるようで、ちょっと気まずい……。 オレは腰を掴む呉を振り返った。 「呉、さっきみたいに早く動いて」 とっとと終わらせてもらおう。 「うっっっ。顔面十人並みクオリティのクセに、そ、そんな可愛い目で見んじゃねえよ!欲しがりな淫乱め」 こ、この野郎。……んっ? 今、股の間にピュッと温かいのが溢れたような……気のせいか? 呉は一瞬止まったけど、何事もなかったかのようにガシガシと腰を振り続けてる。 「はぁっっううううんんぁっ!みよしぃぃぃ、やっぱ顔見せて。はぁっ!もう、その睨むような三白眼、かわいいって。信じらんね。はぁ魔性過ぎんだろ。みよしのケツ、世界遺産級だ。はぁっっんんぁっ!締めつけんなって!このメス猫……ぁああんっ!ぁっっう……はぁん!!」 呉が賑やか、かつ、意味不明だ。 腰の振りも激しくて、オレの股の間の呉ジュニアは、さっきまでのフニャチンぶりが嘘みたいにガチガチ。 もし今ケツに押し込まれたら、オレの括約筋じゃ太刀打ち出来そうにない。 その硬くてデカイモノが、呉の精液でヌルヌルの股と玉をヌッチュヌッチュと擦り上げ、竿をつついてくる。 ……はぁっっ。 ヤバイ。 さっきの比じゃない。 マジで……………ヤバイ。 ヌチュッヌチュッっとヤラシイ音がするたび、尻から竿まで一緒くたにビクビクっと震えがくる。 困った。すげ……気持ちイイっ……。 キュッと股を締めると、呉のチンコがギュンギュンっと反応して、それにまたやられてしまう。 しかも、背中からぎゅーっと抱きしめられるのが心地いいし、呉の香水混じりの体臭もすごくいい匂いだし、首や背中に散らされるキスに体が跳ねてしまって……。

ともだちにシェアしよう!