こいつらが付き合ったとクラスに公表されたのが俺と特訓を初めてすぐのことだった 穏やかで真面目な優人と 可愛いうえに性格のいい小林 そのうえ………… α同士だ…… その話を聞いたクラスメイトからは 拍手喝采だった おめでとう、お似合いだ！と…… そこセリフを聞く度に、俺の心はポロポロと崩れていく…… 前の俺なら同じように祝っただろう…… おめでとう！よかったな、と 水臭いな、俺には話しておいてくれよ～、と 言っただろう……だが……………… ﾊﾞﾝｯ 鈴｢…………うるせぇよ……｣ 秋｢あ……ごめん…………鈴くん…｣ 優｢鈴、なにをそんなにイライラして…………｣ 鈴｢うるせぇっ……｣ そのまま教室を走り去った…… あのまま、教室にいたら……なにを言い出すかわからなかったからだ………………