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救世主(玲side)

朱「玲~、どーする?こいつら」 玲「とりあえず、長縄あるだろ、それで縛っとけ」 朱「はーい!」 玲「上手くできたらあとで褒美やる」 朱「まじ!?いえーい!」 そういうと朱雨と薫が3人を抑えながら縄でぐるぐる巻きにし始めた 腕の中ですぅすぅ眠るこいつは 俺と同じクラスの涼原鈴というやつだ 最近、親友の優人と喧嘩でもしたのか ボッチになっていたやつだ だがボッチと言っても完全なボッチではなく、人気者のこいつはいろんな人とともに行動している そんなやつが……こんなとこに何の用だ…… 遥「玲くん、ちょっと……」 玲「ん?なんだ…?」 遥「そのこ、2人のどっちかに預けて、見てほしいものがある」 そう言われたので朱雨を呼び、鈴を抱っこしてるようにいった 遥が差し出したものを見てみると 涙目にして今にも泣きそうな顔をし、口から白い糸を垂らした なんともエロい顔をした鈴がいた…… 遥「これさ、教師に言いつけする時に役立つけど多分誰にも見せて欲しくないって言うと思うんだよね……」 玲「そうだな……俺がこの立場だったら絶対に嫌だ……」 遥「だよね……どうしよっか、こいつら」 玲「とりあえず、教師呼ぶか」 俺らはこのままこの場所に鈴を留めておくのは得策じゃない、と思い 薫に保健医と生徒指導の先生を呼んできてもらった……

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