優｢はぁ………………なんでさ、βに惚れられなきゃなんないわけ？｣ 鈴｢……………………………｣ 俺は固まる事しかできなかった…… なんでそんなこと言われなきゃいけないんだ… そもそもこんな体にしたのはお前じゃないか…… 少女マンガでよく見るシチュエーションだと思った 告白をするから練習台になってくれ、というやつ その話の結末は大体練習台になった女の子とそれをお願いした男の子がくっつくお話ばかりだった だから、だから…… 特訓を断れば、俺の方を向いてくれるかな……と 俺を失う怖さで俺の元に戻ってきてくれるかなと……思ったのに………… 優｢お前は男でβ 俺も男でαだ お前さ、ホモなの？｣ 鈴｢ち、違っ………………｣ 優｢気持ちわりぃんだよ……こんなやつに練習頼んでたとか…………正直無理…… 見損なったよ、涼原｣ ふざけんな、その思いが俺をいっぱいにした……