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(Side晴也)
ドクンッと俺の中のαの血が騒いだ
性交中にΩの項を
αの犬歯で噛み、お互いの体に
番の印となる赤いお揃いのマークが
浮かび上がることで
番が成立する…………………
だが番になるということは……
俺が鈴の一生を手に入れること………………
言い方を悪くすれば……
鈴は俺以外眼中に入らなくなる……
俺が鈴の一生を背負い、鈴は良くも悪くも
俺の言いなりとなる………………
それは……俺にとっては嬉しいことだが……
鈴はどうなんだ……………………
悩んでも仕方ないと思った俺は……
晴「…………………………鈴」
鈴「んんっ………………へ?……なに………?」
腰の動きを止め……鈴に聞くことにした……
晴「……俺と番になる………………か?……」
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