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(気分悪い……)
次の日、学校に登校してからも沙良はもやもやとあの動画のことを考えていた。結局昨夜はあのサイトばかりみていて、自慰のネタにまでしてしまって。アブノーマルにもほどがあるサイトをずっと見ていた昨晩のことを思い出すと、とんでもない自己嫌悪に陥ってしまう。
「おはよー、沙良ちゃん!」
教室につくと、結月が声をかけてきた。悶々としていたなか突然声をかけられて沙良はびっくりしてしまったが、いつものように挨拶をかえす。鞄から教科書をだして、授業の準備を整えていると、結月が「あー!」と声をあげた。
「そういや淺羽先生の授業の宿題やんの忘れてた! 教科書のどこやるんだっけ?」
「ばかじゃん。えーと、たしか」
結月に宿題の箇所を教えてやろうとノートを取り出そうとしたところで、沙良は「あ」と声をあげた。不思議そうにみつめてくる結月に、「ごめん」と沙良は謝る。
「生徒会室にノート忘れてきた! とってくるから、他の人に聞いておいて!」
沙良は昨日のことを思い出す。「一年で副会長になれるなんてすごいじゃん」と言って生徒会のメンバーが沙良のノートをみてみたいと言い出した。そこでノートをみせて、そして生徒会室にそれを置きっぱなしにしてきてしまったのだ。授業がはじまるまでにはまだ時間がある。沙良は小走りで、生徒会室に向かった。
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