＊＊＊ 「うっ……やぁ……」 　波折のペニスを揉みながら、尻の穴をほじくってやる、 　隷属させるための、わりと古典的な方法だ。快楽漬けにしてしまおうと思った。薬漬けにされた人が薬を求めて服従してくれる、そんな原理。ただ麻薬を手に入れるのは面倒だし、そもそも薬漬けにしたら頭がおかしくなってしまいそうだし。そういうわけで、性的な快楽を与えてやろう、そう思った。 　ただどうにも、やっぱり俺はペドフェリアじゃないから幼児を陵辱したところで興奮しない。ほぼ作業に近いような感じで、波折の身体に快楽を教えこんでゆく。尻の穴までいじっているのは、ペニスでイクよりも気持ちいいと聞いているからだ。俺は知らないけれど。 「あっ、ひゃあっ、あぁああっ！」 　一ヶ月くらい。ずっとそうやって波折の身体をいじりまくって、波折の身体は段々イキやすくなってきた。こうやって波折の身体を弄っていて知ったどうでもいい知識は、幼児はイクことはできても射精はできないということ。でも出さなくてもすごく気持ちいいみたいで、波折は俺が来るたびに、尻の穴を弄って欲しいと請うようになってきた。 「峡お兄ちゃん……おしり、いじって」 　幼児には興奮しないタチだけれど。俺にそうやって縋ってくる波折の姿は、なかなかに悪くない。