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***  波折をとびっきりの淫乱奴隷にするにあたって、なんとなく思いついたこと。それはチョコレートを食べると発情するようにしてみる、ということだった。ほんの遊び心のようなものだ。波折の身体がどれくらい俺の思い通りになるのか、やってみたかった。  やり方はわりと難しくないんじゃないかと思う。身体を開発するのと、変わりない。イかせながら、チョコレートを食べさせる。「イク」イコール「チョコレートを食べること」だと身体に教え込むのだ。 「んっ……!? ごしゅ、じんさま」  はじめ、波折は戸惑っていた。イク、というときにチョコレートを食べさせられるのだから。ガツガツと奥を突きながら波折の口にチョコレートを放り込んで、口を塞ぐ。波折は戸惑いながらも口のなかでチョコレートを溶かし、そしてイッた。  それを、どれくらい続けただろう。  波折は声変わりもして、少し大人っぽくなった。女子から告白されることも多いらしい。俺の見立ては間違っていなかったのか波折はそれはもうすごい美少年に育って、いよいよ俺の計画に使うに適切な道具らしくなってきた。  チョコレートの調教に変化が訪れたのが、波折が中1の秋ごろだろうか。 「波折? どうしたの?」  波折がチョコレートの匂いを嗅いで顔を赤らめる。俺が波折を腕に抱いてやって、そして押し付けるようにして顔にチョコレートを近づけると、波折はむずむずと身動いだ。 「……いつも……えっちするときにチョコレート食べているから……この匂いを嗅ぐと、えっちな気分になって……」 「へえ……チョコレートの匂いでエッチな気分になるんだ、波折。変態だね」 「んん……変態でごめんなさい……ご主人様……」  ぐい、とチョコレートを波折の唇に押し当てる。波折はうっとりとした顔をして、チョコレートを口の中にいれた。  俺がいつも噛む余裕もないくらいにイカせているときに食べさせているからか、波折はゆっくりと溶かすようにしてチョコレートを食べている。  波折がその甘味を味わっているあいだ、俺は波折の服のなかに手を突っ込んで、乳首をぐにぐにと揉んでやった。 「んんっ……んっ!」 「ん? いつもより感度いいね」 「あふっ……あっ! おしりのなか、きゅんって、します……」 「まだあんまり波折の身体弄ってないよ、俺」 「でも……あっ……あんっ……」  チョコレートの調教が、効いてきたようだ。チョコレートの味で、身体が勝手にイクときの感覚を呼び覚ましてしまっているのだろう。そう、この調子。波折の身体をおかしくしてやろう。  さらにチョコレートを食べさせる。波折の息がはあはあとあがっていって、声が上擦ってゆく。服を脱がして、波折のアソコをぐちゃぐちゃと揉んでやる。波折のペニスからはだらだらとカウパー液がこぼれでていて、そこはぬるぬるだ。 「ごしゅじんさまぁ……からだ、あつい、よぉ……」 「ほら、もう一粒たべてみようか」 「んんっ……んー……」  波折はぽろぽろと泣きながらチョコレートを食べている。腰をゆらゆらと揺らして、俺のペニスをねだりながら。  いくつかチョコレートを食べさせて、ようやく、ペニスを挿れてやった。波折は泣きながら歓んで、いつもよりも淫らに腰を振っていた。 「あぁんっ! すごいっ! ごしゅじんさまのおちんぽきもちいいっ!」  ぷしゃー、と潮なのかなんなのかわからないものをペニスから吹きながら、波折はイキ狂った。とんだ淫乱だ。  俺の思うがままに育っていく波折。結構可愛いじゃないか。 「ごしゅじんさまっ! ごしゅじんさまぁっ!」  この、ド淫乱ドエムの変態奴隷。俺のペニスなしでは生きていけない、俺に依存しきった美少年。  愛おしい、かもしれない。およそ道具に抱くものではない感情が、俺のなか芽吹いている、そんな気がした。

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