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更紗の場合/23

「っ…ここ…どこ?」 目が覚めたところは見覚えのない部屋のベッドの上だった 「おはようございます。更さん。あそこじゃ更さん体きついかと思って俺の家に連れてきちゃいました」 前来たところとは違うようだ。前より少し広くなっていて佐知くんらしいモノトーンの落ち着いた部屋だった 「更さん。ミルクティ好きでしたよね?俺美味しい紅茶の淹れ方勉強したんです。どうぞ」 いい香りがただよっていたけれどそれに口をつけることは出来なかった 「あれ?更さん?飲まないの?」 「っ…」 「そんなに早くつながりたかったんですね。じゃあ…楽しみましょうか?」 佐知くんは前よりずっと力が強くなってた。何も身に付けていない上半身は程よく筋肉もつききれいな体をしている。 顔は昔は前髪が長くてあんまり見えなかったけど最中の佐知くんが髪をかきあげた時に見えた顔が結構綺麗でコンタクトにして前髪あげたらというアドバイスをしたことがあった それから俺と会うときは俺の言う通りの髪型と格好をしてきてくれたのを覚えてる 「佐知くんっ!だめっ!!佐知くんは昔の俺みたいになっちゃだめっ!!ね?やめよ?こんなの…やめようよ…」 そんな言葉通じなくて…以前よりテクニックをあげている佐知くんに翻弄されている。俺のいいところを知り尽くした沙智くんに抵抗なんてできなくなった 「いやぁっ!!」 「きっつ…あれから誰とも関係持ってなかったの?」 「いやっ!!やめて!!いやぁっ!!」 「今さら何言ってるの?好きなくせに…」 「佐知くんっ…あっ…」 「いたい?」 「やめてぇ…お願い…」 「それ…煽ることにしかなりませんから」 結局最後までやってしまった。

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