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マツダくんとタカナシさん【脱ヘタレ計画】⑥

 しばらくして、1冊の本を智裕に差し出す。 「はい、これ読んで。」 「何これ。」 「とりあえず、この漫画の3話目を再現しろ。」  パラ パラ パラ 「そ、ソファで……。」  パラ パラ パラ 「こ、この、淫乱……。」  パラ パラ パラ 「いやらしく、ヒクついてるやがる……。」  パラ パラ パラ 「座位⁉︎無理だ!拓海さんが可哀想!」 「本当甘ちゃんね。ツワブキちゃんはアンタにゾッコンなんだからこれくらいで嫌な思いするわけないでしょ!それに。」  高梨は拓海に見立てた抱き枕を奪って、智裕のとなりに座る。  すると抱き枕の上部に指を食い込ませる。

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