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報われない恋 優哉side

俺には好きなひとがいる。 同じクラスの秀我だ。秀我はクールで男らしくて、大好きでたまらない存在だ。 最初は苦手だったし、嫌いだった。 でもどこか引かれるところがあったんだ。 好きになったときに思ったのはαじゃないう方がが良かったということ。 元々α同士だった俺達は比較的何も起こらず過ごしていた。その平穏が何よりも幸せだった。 笑い合えて、他愛ない話ができるだけで満たされてて、この生活が変わることなんてないと思って,関係なんて変わりやしない。そあ信じて疑わなかった。 実際は違くて、俺は秀我の匂いに惑わされないようにいつしか離れていった。 そう、逃げていっただけ自分が傷つきたくないから逃げて何も変わらない癖にバカみたいだ。 秀我が後天性でオメガにならなければなんて、どれ程考えたか。 一夜だけでもいい。そういう関係になれたかもしれないのに、ここまで自分の性別が嫌で嫌で仕方がなくなったのは今回が初めてだった。 一緒になれるかもしれないけれど、俺はなんか嫌で友達同士だった相手にそんな情を抱いてしまって怖かった。 実際胸に抱いた気持ちは嘘じゃない。 偽りじゃない。切ない想いをするくらいだったら、最初から好きにならなければ良かったんだ。 元々、嫌いだったし、そのまま「嫌い」のまんまだったらどんなに楽だったのだろう。 恋って辛いな。告白をしても報われなくて、しなかったとしても、自分がむなしいだけだなんて、じゃあ俺はどうすればよかった? 何をしてあげられれば良かった?。 報われない恋ほど辛いものはないな。

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