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Ⅲ 空色の陰謀①
ノイがいない。
体を繋いだあの日から、ノイには職務の補佐を命じている。
常に私の元に置いて、庇護してきた。
ノイがいなくなった。
私が巡回に出た間にだ……
血の気が引いていく。
ノイはどこだ。
トントントンッ
不意にドアが開く。
ハッとして見返った。
ノイではない。
入ってきたのは部下だった。
「ヘッセ大佐がお呼びです」
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