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第15話
…クチュッ クチュッ
厭らしい水音が
遠くで聞こえる
腰が浮き
男の背中に手を回してしまう
そうしないと
どこかへ飛んでいってしまいそうで…
「…初めてなのに
感じやすいんだね」
「う……ゃだ…」
「嫌じゃないでしょ」
男はクスッと笑うと
体内から指をゆっくりと抜いた
「…ハイジは?
ハイジもそうだった?」
「高次は、感じてる癖に
強がってたよ」
そう言いながら
男は自身の下をさらけ出した
それは太く
鋭く反り上がり
見た事もない大きさに見えて
僕はゾッとした
「…ムリ」
「ハイジは受け入れてくれるよ」
「え……」
ハイジは
これを……
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