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第14話
「ん、ハァ、ちょっと疲れたけど気持ち良かった」
そう上目遣いで微笑む。
「そうか、少しやすんでから風呂いこうか」
その可愛い笑顔にもドキッとしながら、
裸体で横になるアキラを軽くタオルで拭いてやり、バスタオルを身体にかけながら囁く。
「うん、ふ、逆に汗かいたな」
またクスッと笑う。
2人の身体にはじんわりと汗…
「エアコンつけようか?」
「ううん、裸だし風呂入るときにつけようかな、そうだアイス食べたい」
ちょうど運動をして温まったのでコンビニで買ったアイスを思い出して呟く。
「あぁ、食べよう、持ってくるから待っていて」
それに応えて取りに行くみずき、アキラは至って普通に接してくるが、裸体にバスタオル姿のアキラを見るとやはりドキドキと胸が高鳴る。
気づかれないよう平静を装おうとしてもアキラにはバレバレで、やっぱりからかわれてしまうみずき。
少し熱気のこもった部屋で2人はアイスクリームを食べながらたわいない話をして過ごす。
大好きな存在を手助けして共にいたい、その一心で今日もみずきはアキラの為に動くのだった。
『夜と、雨と、2人。』みずき×アキラ短編完結。
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