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第1話

幼なじみの距離を少しでも越えたくて、友達から恋人になりたかった。 そんな事無理だって分かっているのに、わずかに可能性があるんじゃないかって思ってた。 簡単には、越えられないし、男女じゃない分、恋しづらいし、いろんな壁が立ちはばかる。 でも、俺はあいつの事が好き。で仕方がなくて悩んでた。 だって片思いをしていることも辛いから。 彼女は出来て欲しくないし、俺じゃああいつの彼女、いや彼氏ポジションにはふさわしくないだなんて考えていたから。 でも、そんな事を考えるのは最後。 だって後半年で学校を卒業だから。 だから心に決めた。 夏祭りに誘おうって。別に来年とかでも大丈夫だけど疎遠になっちゃったら元も子もないから。 それを今日決行しようかと思ってます‼️。 「健人。おはよー。夏祭り行かないか?」 「おはよー突然だな。いいよ行こうぜー だって最後だもんな。俺たち。」

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