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「檜山シュート決めろ!!」
『HIYAMA』と書かれたユニフォームを着て
茶色いバスケットボールをゴールに向かって投げる人が居た。
ボールはその人の手から離れ、綺麗に弧を描き、ゴールに吸い込まれていった。
ゴールを決めた人はみんなの輪の中に交ざって、キラキラした笑顔を浮かべていた。
中学二年だったが、それが初めて見るバスケットボールの公式試合だった。
これが俺がバスケットボールを始めるきっかけとなり
後に凄く苦手な『檜山流星』との出会いだった。
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