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第1話

 龍に乗り空を翔る。ドラゴンライダー…と呼ばれる男達や美青年の姿がある世界、スーバガメオはドラゴンライダーとドラゴンに守られている国や男の薗、男湯や男子寮がある世界。  …カッケーッッ。  ドラゴンライダーが乗るドラゴンが見える屋外。そこでその目を輝かせている美少年、アラタはドラゴンライダーに憧れている学生。青空のような瞳と黒漆のような頭髪の持ち主で無邪気なアラタはドラゴンライダーがどうやって獰猛なドラゴンを意のままにするか?知らない孤児。鈍感でドラゴンライダーがドラゴンにその体を許したりする事でドラゴンに乗ったり出来る事を知らないアラタは数年後、その事を知った。 「エエエエエエエエエエエエエエエエッッ」  ドラゴンライダーの姿がある屋外。そこでセミリタイアするドラゴンライダーにドラゴンライダーが毎週末、人間のような姿になるドラゴンに体を許している事を知ったアラタは言葉を失った。  その時、男感のある美貌の美青年になっていたアラタはドラゴンライダーは怪我などでドラゴンに乗れなくなるとドラゴンの卵を産めるようになる物を食べドラゴンの卵を産まなければならなくなる事を話した。 「…」ショックの色を隠せないアラタにドラゴンライダーはその顔を綻ばせた。 「オレもさっき言った事を知った時、ビックリしてドラゴンライダーになるの止めて何か違う仕事して生きようって思ったから君の気持ちはよくわかるよ」  男感のある美貌のドラゴンライダーはそう言うとその目を細めた。 「エ…じゃあ何でアナタはドラゴンライダーになったんですか?」 「それはね…」  それからドラゴンライダーは自分がドラゴンライダーになった経緯を話し始めた。 「……へーじゃあアナタは外出先でモンスターにさらわれた弟を救う為にドラゴンライダーになったんですね」 「うん」  十数年前、すぐに獲物を捕食しないモンスターに弟をさらわれた美青年、リョウマは森の中にいた。  早くっ早く助けないとシンタが…でもあんな凶暴なモンスターオレ一人じゃ絶対に倒せないし…。  リョウマが弟を助ける方法を考えていた時一匹のドラゴンがリョウマの前に現れた。  絹糸のようなたてがみ。白い鱗。ブルーダイヤのような瞳。  その時ドラゴンライダーの事を思い出したリョウマは自分がドラゴンライダーになれば弟を救える…であろう事に気付いた。  それから少しの間、考え事をした後その口を開いたリョウマは数時間後ドラゴンライダーになり弟を救った。 「…カッケーッドラゴンに乗って助けに来てくれるなんて思ってもみなかったよ」  シンタはそう言うとその顔を綻ばせた。 「ハハッ」その時その顔に疲労の色を浮かべていたリョウマは銀髪の美青年のような姿になるドラゴン、ハクリューの傍で複雑な表情をしていた。  数時間前「オレをドラゴンライダーにしてください」と言い跪いたリョウマはハクリューの視線を引いた。 『何故だ何故お前はドラゴンライダーになりたい?』  ハクリューはリョウマの頭に直接語りかけた。その時ハクリューの低い声に背筋が疼くような感覚を覚えたリョウマはその首を傾げた。  何だ今の…。  それから弟が獲物をすぐに捕食しないモンスターにさらわれた事、弟を助けたい事、ドラゴンライダーにならなければ助けられなそうな事を話したリョウマはハクリューに気に入られた。 『自分の身を私に捧げてでも弟を救おうと思うなんて…』ハクリューはその目を細めると刹那、その姿を変えた。 「あっ」  その時ハクリューの下半身にあるモノを見たリョウマはその顔をこわばらせた。  デカいっ。  リョウマのそれより一回り大きな生殖器。リョウマより頭一人分大きな体と角の生えた頭部を持ち長髪のハクリューは「怖じ気づいたか?」と言いリョウマを挑発した。 「そっそんな事ないっっ」ムキになったリョウマは自分の着衣に手を伸ばした。その時リョウマの手が震えているのを目にしたハクリューはその顔を綻ばせた。  カワイイ。  それからリョウマを安全な洞穴に連れ入ったハクリューは大丈夫わたしの体は君が思うより柔らかいから…と言いリョウマの心を奪った。数十数後、ハクリューの物になったリョウマはハクリューの腕の中でグッタリしていた。 「…大丈夫か?」ハクリューはリョウマを見ながらその顔を綻ばせた。 「?」 「お前これから弟助けるんだろ?」 「!あっハイそうです」 「そんな調子じゃ弟を救うどころか私に乗る事も難しいぞ」 「エ」その顔をこわばらせたリョウマにハクリューは大丈夫と言い私が君の体力をすぐ回復させれる物を飲ませてあげるから…と言いリョウマの唇を奪った。 「!!」その時その目を見開いたリョウマはその目を細め脱力した。

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