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第12話
大いなる疑問を抱きながらミルクを作った陵はほどなくして大きな赤ちゃんの側に歩み寄った。
「ミルクでちゅよー」陵はそう言いながら哺乳瓶を大きな赤ちゃんの口に当てがった。
大きな赤ちゃんは哺乳瓶の先をなんの躊躇いもなく咥えると口角を動かしミルクを飲み始めた。
「おいしいでちゅか?」棒読みでそう言いながら陵はその目を細めた。
滑稽だ…オレこんな滑稽な事してたのか…。
自分がしていた事の滑稽さに気付いた陵はほどなくしてその口を開いた。
「おいしかったでちゅか?」陵はそう言うと哺乳瓶を大きな赤ちゃんから離した。
刹那、大きな赤ちゃんはその口を開いた。
「…飽きた、次はお前のミルクを飲んでやる」
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