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第1話

湊斗は窓の外に広がる夕闇をぼんやりと眺めていた。 童顔で背も小さく30才にはとうてい思えないカワイイ顔立ち。 Tシャツに、ボクサータイプのパンツといういかにも襲ってくれといわんばかりの格好だ。 ーー白く華奢な足をちろちろと舐め回し、桃のようにみずみずしい双丘に顔をふゅふゅと埋め、俺のモノで、貫いたらどんなエロイ顔するんだろうーー 無頓着で無防備すぎる湊斗に、日々ムラムラしているのが、血の繋がらない一人息子の渉。 16才の誕生日の祝いに、湖畔のコテージに行きたいと、半年も前から騒いで、ようやく念願が叶った。 「ねぇ、パパ」 「渉、もうそろそろパパは止めようよ」 「俺がファザコンなの知っているくせに」 渉は舐める様に湊斗の肌を見詰めた。 滑らかで肌理の細かい肌が、しっとりと汗で湿り、うっすらと桜色に染まっている。 今すぐにでも押し倒したい衝動に駈られる渉。 思わず生唾をゴクリと飲み干した。 乾いた喉がひりひりするのか、顔をしかめる表情を浮かべた。 「パパ、もう限界かも・・・」 「限界?何が?」 「だから・・・」 たくっ、この人は何も分かってない。 天然過ぎるにもほどがだろうが さっきまでシャワーを浴びていた渉は着ていたバスローブを無造作に脱ぎ捨てた。 湊斗を抱く日を夢見て、毎日、一時間ランニングし、水泳部で鍛え上げた筋肉隆々とした体躯。その腹筋は幾筋にも割れていた。 「これ、見て分からない?」 「ん⁉これって?」 体の中心は、存在感をこれでもかと主張していた。

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