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〇再会〇

「晃、久しぶり。こんな時間にごめんね?」 …これは夢の続きだろうか。 夜中に目覚めた俺の前には、去年亡くなったはずの親友がいた。 寝起きのしっかりしない頭で考える。 目の前にいるのは、確かに俺の親友である翔太だ。 でもあいつは、去年交通事故に巻き込まれて亡くなったはず…。 一人で悶々としていると、翔太が話しかけてきた。 「お盆の間はこっちに帰っても良いって言われたんだ!どこよりも先に晃の所に来ちゃったよ~」 …なるほど、夢じゃないんだな。

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