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〇あの日の出来事〇

「…なあ翔太。お前、何であの日あの道から帰ったんだ?」 俺は、ずっと気になってた『翔太が事故に遭った日』の出来事を訪ねてみることにした。 「ああ、あの日な…」 「お前の家と反対方向だったろ?」 「あの日は…晃の誕生日プレゼントを買いに行ってたんだ」 「…俺の…誕生日プレゼント…?」 「うん、そうだよ。」 翔太の困り顔がぼやけていく。 可笑しいな。俺、泣き虫じゃねえのに。 「晃、泣かないで。お前は何も悪くないんだよ?」 「でも、俺の誕生日プレゼントなんか買いに行かなかったらお前は事故に遭わなかったんだろ!?」 「それは違うよ。いつか人は死ぬんだ。俺の場合はそれがあの時だっただけ。それに俺、全く後悔してないよ?」 そんな事ないだろ。まだ17歳だったんだぞ?後悔だらけに決まってるだろ… 「…ああ、でも、プレゼントを渡せなかったことは心残りかなぁ」 プレゼント…

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