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第1話

ラブレターを貰い男と付き合い始めた美青年、小桜索也はネコ。父子家庭育ちで父親にカミングアウトしてない索也は好青年で大学生の優等生。ルックスのイイタチ黒川伶に初恋をし伶と付き合っている索也はある日、伶にプロポーズされた。 「索、僕とカナダに行って結婚しよう」索也と伶がいる室内。そこでくつろいでいた索也はその目を見開いた。 「ッハイ」嬉し泣きしながらそう言い幸せを噛みしめ始めた索也は後日その顔をこわばらせた。 索也とその父親、伶がいる室内。そこで自分の父親に刃物を向けている伶に索也は言葉を失い伶はその顔を綻ばせた。 刹那、索也の父親の首を切りつけ殺害した伶は「索これで僕達は幸せになれるよ」と言う言葉を発した。 少し前、伶に結婚を父親に反対されたと言った索也は僕が何とかする…と言う伶の言葉にその顔を綻ばせた。 その時、伶が自分の父親に会い息子さんを下さい的な事を言ったりすると思った索也は伶に言われるがまま伶を父親がいる場所に案内した。 ―――索也とその父親の家財道具がある室内。そこで索也の父親に会った伶は初めましてと言いその顔を綻ばせた。 ―――男感のある美貌。硯のような瞳。漆器のような髪の毛。 見た者に造形美やバランス美を感じさせる怜の顔は索也の父親の目を一瞬奪った。 その時、ポケットに入れていたナイフを取り出した怜が索也の父親の背後に移動しナイフを首筋に当てた。 「…エ…」索也は混乱し索也の父親は恐怖で言葉を失った。 刹那、索也の父親の首を切りつけ殺害した伶は「索これで僕達は幸せになれるよ」と言いその顔を綻ばせた。 「小桜さ~ん肉じゃが作りすぎたから…キャアアアアアアアアアアアアアアアッッ」 おすそ分けに来て血まみれの索也や怜を目にした索也のご近所さんは腰を抜かした。 怜は舌打ちをすると索也に歩み寄った。 「いつか必ず君を迎えに来るから」怜はそう言うとその身を翻した。ショックの余り喋れなくなった索也は病院に入院し怜は指名手配された。

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