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第40話

*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜  さっきいた和室よりも、声が響きまくる浴室。 「ううっ…浩司兄ちゃん、そんなに胸を刺激しないで」  だからこそ、なるべく喘ぎ声がでないように、僕は唇を噛みしめた。 「ローションを塗ってるから、滑りが良くなってるだけで、そこまで強い刺激はないと思うけどなぁ」  狭い浴室の真ん中に立つ僕の背後には、浩司兄ちゃんがいる。正面には怜司がいて、大量のローションでヌルついた僕の躰を、楽しそうに弄りまくる。しかも自身の大きなモノを、僕自身に擦りつけながら――。 (怜司のヤツ、ホント大きいのを持ってるんだな。これが僕のナカに入ったなんて、実際信じられないよ!) 「龍、顔をあげて」  まじまじと下半身を見つめる僕に怜司が話しかけたので、恐るおそる顔をあげた。近づく怜司の顔でキスされるのがわかったものの、避けられる距離じゃない。強く唇が押しつけられたあとに、すぐさま舌が差し込まれた。 「ンンっ…あっん」  僕に快感を与えるべく縦横無尽に蠢く怜司の舌に感じて、躰を強ばらせる。両足をピッタリ閉じてる股の間を、浩司兄ちゃんの大きなモノがゆるゆるピストンしていて、ちょっとした刺激に僕が反応して腰を引くと、後孔の入口に浩司兄ちゃんのが引っかかり、あやうく挿入しそうになる。  僕は顔を無理やり逸らして、怜司のキスを中断させた。 「あっあっあっ、も…やらっ、頭が変に、なりそ」  和室で与えられた快感もそうだけど、ローション特有のヌメリで、普段感じない部分まで妙に感じてしまい、下半身に熱がじわじわ溜まっていく。 「やぁ、らめぇ…っひ…っ!」 「ふふっ。なにがダメなのか、龍が言わないとわからないよ?」  指先で僕の乳首をねちねち弄る浩司兄ちゃんが、笑いながら訊ねた。 「俺も全然わからない。だってコレ、すげぇ気持ちいいのに」  耳元で告げた怜司が、耳の穴に舌をにゅるりと挿入した。 「あ゛ああァっ!」  なんとか堪えていたのに、大きな喘ぎ声が浴室に響き渡った。 「怜司がそっちの穴を責めるのなら、俺はコッチだな」  そう言うなり、浩司兄ちゃんの大きなモノがずるりと僕のナカに侵入してくる。 「ひ…っ! やら、あぁッ…おくッや゛めてぇ!」  僕は気づいていた。浩司兄ちゃんの大きなモノは、怜司が届かない最奥まで届いてしまうことを――。 「あぅ…ッああぁっ、な゛んれッそんなことっ…も、やっ!」  まずは怜司の責めをなんとかしようと、首を激しく横に振りながら、怜司の胸元に顔をあずけた。こうすれば、耳の穴を責められないと思ったから。だけどどう考えても腰を前に曲げた姿勢は、浩司兄ちゃんの大きなモノから逃げることができない。

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