「浩司兄ちゃん……にしてほしい、こと」 　具体的に言わないきゃしないと言われたものの、恥ずかしすぎて、簡単に口にはできない。 （だけど浩司兄ちゃんも僕と同じように、ガマンしてるとわかってるだけに、早く言ってあげなきゃかわいそうだ） 　思いきって、自分で両膝を持ち上げた。そして浩司兄ちゃんの顔をしっかり見ながら、言の葉を告げる。 「浩司兄ちゃんの長くて大きなチ★ポを、僕が感じる奥深くにハメハメしてくださいっ！」 　頬に熱を感じながら、すごく恥ずかしい言葉を告げたら、浩司兄ちゃんは自分の口元を押さえて涙ぐむ。 「かわいっ！　あのマジメな龍がこんなオネダリするなんて、どうしたらいいんだ」 「早くして！　浩司兄ちゃんもイキたいんでしょ」 「イキたいけど、早くイキたくない。エッチな龍をずっと見ていたい」 　入口付近で動いていたモノが、なんの躊躇もなく僕のナカへ突き刺された。怜司の出した精液が潤滑剤代わりになってるからだろうが、奥めがけてなぞるように挿入された衝撃に、腰がしなった。 「んくっ！」 「ハハッ、龍ってばそんなに悦いのかよ。俺のを食いちぎりそうなくらい、ぎゅぎゅっと締めつけてる」 「らって、すごくきもちいぃっ！」 　このまま言葉どおりに、奥深く突き刺されると思ったのに、浩司兄ちゃんは怜司が深く挿入した位置でなぜか止まり、微妙に腰を前後させる。 「んっんっ、ぁあっ……もっと奥に挿れて」 「ここでも十二分に感じてるのに？」 「そんな、こ…と、ないっ、ンンッ」 「怜司のデカマラならこの位置でも、普通に感じさせることができるんだろうな」 　ナカの様子がわかるのか、浩司兄ちゃんは僕が支えている両膝の手を外し、みずから高く持ち上げると、さっきよりも角度をつける。 「龍、覚悟しろよ。やめてと言ってもやめないからな」 　そう言うなり、入口ギリギリまで浩司兄ちゃん自身を引き抜いた。硬くて大きなモノを、ゆっくり引いていくその感覚は妙にゾワゾワして、「やぁん！」なんて変な声が漏れ出てしまった。 「俺が怜司に嫉妬してること、わかってないだろ」 「し、嫉妬？」 「アイツがデカマラで、龍をメスイキさせたからさ」 　焦れたように言いながら、浩司兄ちゃんの大きいのが最奥目がけて勢いよくぶっ刺された。 「あああ゛ァッ!!」 　深く突き立てられた勢いをそのままに、僕自身から白濁が勝手に溢れて、淫らに腹を濡らす。 「俺だけが、龍のビンカンな最奥に触れることができるんだぞ」 　腰を前後させるだけじゃなく、微妙に上下にも揺らすせいで、感じる部分に掠めるように擦れて、イキ狂いそうになる。 「あぅっ……もっ、イッたのにっ。こんなに、されたら、おかしく、な、るぅ！」 「おかしくなれよ、俺のでもっともっとイキまくってくれ」 　そう言ったのに、浩司兄ちゃんはなぜか動きを止めて、持ち上げていた僕の膝を解放した。 「ぁあ…ふうぅ、はあ……」 　最奥にジンジンする快感を抱えた状態で、一息をつく。 　あれを続けられていたら、きっと頭が真っ白になっていたに違いない。イったのに気持ちのいいコトをされまくったら、このあとどうなってしまうのか、本当に怖かった。