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朱い痕1
ディナーはホテル内にある
上層階のレストランバーだった
照明を落とし静かな雰囲気のせいかカップルが多く
男4人に女2人だと何となく居心地は良くなかった
「…わぁ、綺麗」
窓際の席から
夜景が見えた
「………」
思わず僕だけはしゃいでしまって
恥ずかしくて直ぐに大人しくする
「…2人ずつに分かれるか」
「だね!」
竜一の言葉にナツオの彼女が乗っかる
「悪いけど…私はなっちぃと
で、萌は佐倉と…でいい?」
「…構わねぇぜ」
竜一がそういうと
僕の腕を掴んで引っ張った
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