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その手が、僕の首筋を撫でる。
榊様の潤んだ瞳を間近に捉えれば、ドキンと胸が高鳴った。
引き寄せられると共に、その瞳が薄く閉じられる。
──榊様
唇に重なる、熱。
割開かれた唇の隙間から、濡れそぼつ舌が差し込まれ、咥内を丁寧に愛撫される。
「……ぁ、んっ!」
舌が絡まり、吸い上げられ……
再び体に熱が灯る。
「結螺……愛してる」
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