4 / 12

4

その手が、僕の首筋を撫でる。 榊様の潤んだ瞳を間近に捉えれば、ドキンと胸が高鳴った。 引き寄せられると共に、その瞳が薄く閉じられる。 ──榊様 唇に重なる、熱。 割開かれた唇の隙間から、濡れそぼつ舌が差し込まれ、咥内を丁寧に愛撫される。 「……ぁ、んっ!」 舌が絡まり、吸い上げられ…… 再び体に熱が灯る。 「結螺……愛してる」

ともだちにシェアしよう!