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第5話
父である如月 春高 にいきなり声をかけられて
「夜勤明けですまないが、如月先生この病院内を案内してやってくれないか?」
「嗚呼、わかりました」
やっぱりと、こうなるのではないか?と頭のどこかで分かっていた
眼鏡のブリッジ部分を上げて仕方ない、外科部長の言ったことは父である以上に
絶対だ。病院内を案内していた
『あ!新しい先生だ!』
『何あれ、ここの病院は顔面偏差値が高すぎる!』
患者やら看護師やらが騒いでいた
声がするたびに手を振ってた彼が声をかけてきた
「あーそういえば、如月って名前もしかして外科部長の?」
そういえば出会いがあれだったから自己紹介をタイミングがなかった
「申し遅れました、如月 柚です。神谷先生ココが最後です。レントゲンはこちらで撮って
あそこの受付に出す仕組みです、まあ看護師のほうが基本ですが・・・ってちょっと」
急に腕を引っ張られて誰もいないレントゲン室に押し入られた
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