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第1話
「…今日ハメられるのはオレだっっ」
真っ暗な引き出しの中。そこで口火を切ったそれはシルバー製の指輪。シンプルなデザインでアクセサリー好きな美青年の持ち物であるそれはいつも引き出しの中でライバルの指輪に喧嘩を売る物。
「ハァ?テメェ寝言は寝て言え」シルバーリングのライバル、ゴールドはアンティークの指輪で金製。これまたシンプルなデザインで持ち主の美青年にハメられる事を生きがいにしているゴールドは負けん気が強いじゃじゃ馬娘…ならぬじゃじゃ馬息子…的な物。
「何だとテメーちょっと気に入られてるからっていい気になってんじゃねーよっっ」
それから少しの間、口喧嘩をし続けた物達は数時間後、一つは引き出しの中にもう一つは持ち主の指にあった。
「…ご主人様は何でオレを選ばなかったんだろ…」
真っ暗な引き出しの中。そこでシルバーリングがしょぼくれていた時、ゴールドは指輪を撫でる癖のある持ち主に撫でられていた。
「もっとっもっと僕を撫でてーっっ」
ド変態のゴールドの声が聞こえない持ち主は長身でタチの男。恋人がいる持ち主は時折、指輪を恋人の乳首にかけたりして遊ぶド変態で尚且つ男一筋三十年の絶倫。男感のある美貌と長大な性器の持ち主で毎日指輪をハメる事を欠かさない持ち主は恋人と付き合う前は淡白だったちょい悪男で持ち主を絶倫にした男は男感のある美貌の持ち主。
寒がりで頑張り屋のデザイナーでもある持ち主の恋人は淡白な生息子だった青年。
指輪の持ち主に会い付き合い始めてから性豪になった持ち主の恋人は一途で中肉中背の体が柔らかい好青年。
ある日、夢の中で再会した二人は諸事情でどエロい事をし始めた。
「迅…迅お願い…」
指輪の持ち主、迅とその恋人がいる夢中。そこでその口を開いた迅の恋人は全裸で柱にその身を拘束されている。
諸事情で前立腺を玩具で刺激され続けている迅の恋人はすぐそばにいる迅に刹那、その体をなでられ始めた。
「ナニ?ナニが欲しいの?」迅は意地悪な表情を浮かべながらそう言い身もだえている恋人の急所を掴んだ。
「ヒッ」その時、その顔をこわばらせた迅の恋人は刹那その口を開いた。
「嗚呼っっ」
その時、空イきした迅の恋人は刹那、夢から目覚めた。
「…なんかすごいエロい夢を見てた気がする…」
後日、夢の中で美青年の姿になっていたゴールドは刹那、迅の姿を目にした。
「あっご主人様っ」
霧がかっていてどこか解らない場所。そこで迅に出会ったゴールドは迅の誰だお前は?…とう言葉にその目を見開いた。
「誰だって…言う事は…あっっ」
その時、自分が人の姿になっている事の気付いたゴールドはその顔に驚きの色を浮かべた。
「何でオレ人間の姿になってんだろ…」
諸事情で全裸の美青年の姿になっている事に疑問を感じたゴールドは考え事をするそぶりをし始め迅は自分好みの姿のゴールドに欲情した。
同じ頃、夢の中でやはり全裸の美青年の姿になっていたシルバーリングは刹那その事に気付いた。
「何でオレ人間の姿に…」
小柄で全裸の短小美青年が映っている湖。そこでその首を傾げているシルバーリングは刹那、自分が夢を見ている事を直感した。
「そうか夢だからか…」シルバーリングはそう言うと訳もなく歩き始めた。
ほどなくしてシルバーリングは見覚えのある後ろ姿を目にした。
「!ご主人様っ」
刹那シルバーリングの鼓膜を甲高い男の声と水音が揺らした。
「…ェ…」
その時、ゴールドを抱いていた迅は刹那、その口を開いた。
「クッ…」
その時、ゴールドの中に大量の体液を注いだ迅は刹那その口を開いた。
「まだだ、まだ出したりない…」
ゴールドはその顔をこわばらせた。
「もっもう許し…」
「黙れっ」迅はゴールドの言葉を遮るとその腰を激しく降り始めた。
「ヒッヒッヒィ゛ッッ」
ゴールドは前後不覚になり迅は再びゴールドの中に愛欲の産物を放った。
「ッ゛ッ゛…」ゴールドは意識を失い迅はその顔を綻ばせシルバーリングはご主人様が、ご主人様がオレ以外の奴を抱くなんて…と思った。
それから迅に声をかけたシルバーリングは迅好みの姿をしていた為、迅にロックオンされた。
数分後、迅に長大な迅のビスをハメられていたシルバーリングは刹那その口を開いた。
「ごっご主人さまぁんっあんっあんっあんっあんっあんっ…」
シルバーリングの平らな腹は迅の急所と体液で徐々に膨らみ始めた。
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