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★年越しSP★ ゆく年くる年カウントダウン!!④
「アレの準備はできているかな?」
(アレってなに?)
「フモフフフぅ~?」
「えぇ、作成済みですよ。副総理」
「今年こそは負けませんよ、兄上」
(なになに、なんの話だ?)
「フモフモモフフぅ~?」
「勝負です、兄上」
「去年のリベンジさせていただきますよ、副総理」
「望むところだよ」
俺だけ置いてけぼり。
三人で、なんの話してるんだァッ
「フモモモモォ~!」
「ナツキ、お味見はどうだい?美味しくできたと思うんだけど……年越しそばのおつゆ」
俺の口には、ハルオミさんの指が入っている。
「いい出汁、とれただろう」
「モモモ」
そんなのどうでもいいんだ!
「……君、私が精魂込めて出汁を取った年越しそばのおつゆをないがしろにするのかい?」
「モモッ」
シュヴァルツ カイザーに思考を読まれた★
(心を込めて作ってくれたハルオミさんの年越しそば。……のおつゆ。正座して、いただきます!)
ちゅーちゅー
「そうだね。お出汁、美味しいね」
ほっ
良かった。ハルオミの機嫌が直った。夫婦喧嘩して新年を迎えたくないからな。
「もっと、ちゅーちゅーしていいんだよ?私の指についたそばのおつゆ、美味しいだろう」
「ふも…」
ちゅーちゅー
(うううぅ~)
ハルオミさんが頭を撫でてくれる。
「いい子だよ」
「ナツキはいい子じゃないよ!」
「フモ?」
「どうして、そんな事を言うんだい?ユキト。ナツキは、いい子の淫乱Ωじゃないか」
「淫乱Ωですが、いい子ではありません」
「モー!!」
ユキト!否定しろ!
淫乱Ω言うな!
「ほら。お前がそんな事言うから、ナツキが興奮してしまったよ。唾液がお口から垂れてきた」
「フモモ」
「……フモモ?あぁ、ちんこだね。興奮してちんこが大きくなって、苦しいのかい?」
「モォォォ~!!」
「違いますよ、兄上」
ユキト、ありがとう。お前はやはり、俺の運命のαだ。
暴走するお前の兄を、ハルオミさんを止めてくれ。
「おちんちんです」
「モ?」
「は?」
「ナツキは、おちんちんって言ったんですよ」
「ユキト。ちんこと、おちんちんは同じだと思うが」
「違いますよ。ナツキの突起物は可愛いので、ちんこではなく『おちんちん』です」
「一緒だよ」
「俺はそう区別しています」
「フモモモモォオオーッ!!」
(どうでもいいわーッ!!)
「ちんこ」
「おちんちん」
このドスケベ変態兄弟がァァァーッ!!!
「ナツキ。俺には、ちゃんと分かってるよ。おちんちんが大きくなっちゃったから、射精したいんだね。
ちょっと腰を上げようか。前立腺を刺激してあげるよ♪」
このエロエロαが!
「前のお口に私の指、後ろのお口にユキトの指かい?……前のお口に入れるのは、指よりも太い『フモモオ』にしてあげようか」
(フモモオってなに?)
「『フモモオ』はもちろん、私の『デカマラ』だよー!!!!!」
ドエロα~!
「失礼な」
「兄上と一緒にしないでほしいな」
「フマオォー!」
(黙れェー!)
お前達、二人まとめて『運命のド変態α』兄弟だァァァァー♠
「全く、これだからな。α共は」
「ハヒヒホ~」
「ヤる事しか頭にない」
「アキヒト」
引き寄せられて、抱き寄せられて、アキヒトの腕の中に守られる。
身を挺して、アキヒトがド変態α達の前に立ち塞がる。
「統帥には指一本触れさせませんよ。俺は、あなたを守る剣 です」
ありがとう。
お前は俺の騎士だ。
「俺だったら……」
「………」
なんだ?
いま背筋にゾゾゾ~ッ……って。
「根元を縛ります」
「………!!」
「イかせませんよ。根元を縛って、あなたが泣いてすがって、口にするのも恥ずかしい淫語を連呼して腰を振って。
あなたが自分の手と指で双丘を割って、秘されたつぶらな蕾を俺の目の前にさらすまで、虐め抜いてあげられますよ♪」
ア、アキヒト~~!!
「あなたを一番、悦ばせられるのは俺です。だから、俺にしませんか?」
お前は、運命の変態ドS βだァァァーッ!!!
ウギャアァァァァ~~♠
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