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★〔ゴムの日記念〕★美味しい時間〔後編⑳〕

「今更ですよ」 「フモ」 そう、今更だ。 ユキトの天然は。 ゆえに気にしてはいけない。 ユキトが…… ……… ……… ……… …………………………ち、ん~~~ (ぽ) ……を今頃理解して、恥ずかしげもなく呟き、追い討ちをかけてこようとも。 「想定内です」 「フモモ」 そうだ、想定内だ。 (……って) 誰だ? さっきから俺の心の声を代弁しているのは? 「私ではないよ」 分かっとるわ。シュヴァルツカイザー! 撃沈の効果音に「ぽ」を付けるあなたには、微塵の期待も寄せていないから安心しろ。 「思考を読み、思考を操る私は、君の心の声を呟いたに過ぎないよ。ちんぽ好きの君♪」 「モォオォ~💢」 俺は断じて、ちん……いんけぃ好きではッ 「知ってる。金玉も好きだよね!」 「フミホー💢」 ユキトっ、腰振るな。暴れるな! 自分のサイズを考えろと何度言ったら分かるッ お前のはデカいんだ! 「フゥシ~」 (苦しい) 口の中でたぎる熱が暴れる。 ブルルン! 根元の袋が揺れている。 ブルルン、ブルルン! 「玉袋の中で精子も悦んでるよ♪早くナツキと合体して赤ちゃんをつくりたいって♪」 せぃしの代弁するな。 俺は今、苦しいんだ。 いくら振られたって喜ばん。 俺は……きんた……いんのぅ好きじゃないんだァァッ! 「ナツキのふぐりも揺れてるね!」 あなたが腰を振って突き上げるからだァァッ、ハルオミさん! 「種なしふぐり、可愛いね♪」 要らんお世話だわ、ユキト。 「ホメェ~~」 (Ωは皆……) 「種なしです」 ……あっ (あの声が帰ってきた) 俺の心の声代弁者 助けてくれ、心の声代弁者 (でかちん兄弟が張り合うんだァァーッ!) 「苦しい」 うん。 「そうですね……統帥」 ………………この呼び方。 (まさか、お前は) 心の声代弁者 (お前の正体はァァー) 「苦しいです。早く……」 耳朶を伝う熱い吐息。 寄せた唇が耳のひだをなぞるように囁く。 「あなたの顔に汚れたミルクをぶちまけたい」 「ハヒヒホーッ!」 アキヒト! そして、俺はどうしてッ パンパンに膨らんだ、アキヒトの股間のナニを握ってるんだァァァーッ♠

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