便利な物に依存し堕落している美青年、小鯛ナギサは短小の童貞。 タンパクで自分さえよければいい…と言う思いの赴くまま汚いビジネスをしたりしながら生きているナギサはある意味悪魔より悪魔らしい怠惰男。 「…めんどくせーっっ」 豪邸の一室。そこで交際相手に送った別れよう…と言う内容のラインに来た別れたくない…と言う返信を読んだナギサはその眉をひそめた。 告白も別れ話も買い物も全てスマホで済ませる。怠惰を絵に書いて人にしたようなボンボン、ナギサは刹那、ェ…と言いその目を見開いた。 その時、ナギサの視界に突如として現れナギサを驚かせた悪魔、ラシドは頭に角が生えている美青年…の様な姿の悪魔。黒い衣服をその身に付けていて無表情でナギサを見降ろしているラシドは刹那、その口を開いた。 「お前.本当に人間か？」