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第3話
祝 私立 正壟大学付属男子高等学校 入学式 と、校門前 に立てられている看板をマジマジと見と今日から高校生だ楽しみだ、緊張する、しかし表情は楽しみと言った感じはしないが内心思っている。
「なぁ……あいつ、見た時ねぇか?」
「え、…あぁ、前まで有名だった奴だろ?」
杏蓮の周りではひそひそ話が聞こえてくる。何故彼が注目されている理由は、元モデル業嗜んでいたからだ。
「いやぁ"蓮くん"凄い子供から大人まで幅広い年代
に愛された元モデル。男の子にも人気だね」兄からの冷やかしを受けるやいなや「僕はお母さんの勝手な行動でやりたくも無かったモデルやってた、こんなの嬉しくないんだけど……」元々母は芸能人のマネージャーを務めていたが父との結婚で仕事を辞め、杏蓮を産み、「この子はモデルにして、私がマネージメントをする」っと決めていたらしく物心着く前からベビーモデルをやらされていた。そんな母も小学5年生で亡くなったが、折角売れてきた、中学生、せめて義務教育が終わるまでモデル業をやろう。そう決めて父が再婚するまで続けていた。
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