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第1話 俺とミク
「ミク、鞄開いてる」
俺はミクが歩く度にランドセルの垂れたフタがパカパカいってるのを指摘した。
するとミクは腰を95度曲げて、礼を言った。
「坊っちゃん、ご指摘ありがとうございます!!」
……ランドセルから中身がドサドサと雪崩れていった。
「あっ!!中身がぁ……」
「ミク、礼の前にフタを閉めろ」
俺はミクの教科書、ノートやらを拾ってやった。
「坊っちゃん!!大丈夫です、僕が拾うのでっ」
俺に勉強道具を拾われたミクはかなり焦っていた。
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