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第56話 屋烏乃愛 ※
「や…っ、そんなとこ、ダメ…っ、ああ…」
悠ちゃんを止めようと手を伸ばすけど、髪の毛に触れるだけで、腕に力が入らない。悠ちゃんが、声を上げて腰を跳ねさせる僕のズボンと下着に手をかけて、一気に脱がせた。
「あっ!やぁ…、だめ…っ」
「すげ…、おまえはこんなとこも綺麗だな…」
悠ちゃんが、ホウッ…と息を吐いて僕の恥ずかしい場所を凝視する。
僕は体毛が薄い。大事なところも薄くて、まるで子供みたいだ。そのことを言ってるのだと思い、カアッと顔が熱くなった。
「あっ…、見ない…でぇ」
身体を捩って悠ちゃんの視線から逃れようとするけど、悠ちゃんの両膝にがっちりと挟まれて動けない。
僕は恥ずかしさのあまり、目尻から涙をポロポロと零した。
「う…っ、やっ、僕だけ恥ずかしいの…やだ」
「ん、そうだな。ごめん」
悠ちゃんが、僕の目尻に口づけてベッドから降りた。そして、ズボンと下着を一緒に脱いで床に落とし、全裸になる。目の前で、僕のとは比べ物にならないくらいに大きな性器が、ビクリと揺れた。
僕が悠ちゃんの性器から目を離せずにいると、悠ちゃんがベッドに上がってきて、僕の瞼に唇を寄せる。
「おまえも、そんなに見んな…。見ても、気持ちいいもんじゃないだろ?」
僕の顔中に口づけながら、悠ちゃんが掠れた声で囁く。
「ううん…。悠ちゃんの…すごい…」
「…っ!…気持ち悪く、ないか…?」
「なんで?悠ちゃんに気持ち悪いところなんてないよ…」
そう言うと同時に、僕は手を伸ばして硬く立ち上がる性器に触れた。ビクビクと震える性器に指を絡めて、そっと力を込める。すごく硬くて、浮き出た血管が脈打っているのがわかり、僕は小さく声を上げた。
「あ…僕のと全然違う…。わ…また大っきくな…、あっ!」
僕が、握る手に更に力を込めたと同時に、悠ちゃんの性器が大きく揺れて、先端から白濁を勢いよく飛ばした。
僕はビクビクと震える性器から手を離して、お腹の上に飛んだ白濁を指ですくって見た。僕の貧弱な身体で反応してくれたことが嬉しくて、悠ちゃんと目を合わせると照れ笑いを浮かべた。
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