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第5話
椅子やテーブルがある室内。そこで休憩している那緒也と快司は無言で昼食を摂っている。
那緒也は時折、快司に視線を移しているが、快司は那緒也に目もくれず弁当を食べている。
那緒也は快司に救助されてから快司に心を奪われていた為かっこいいな〜と思いながら快司を見ていた。
「俺の顔に何か付いてるか?」
「いっいえ…」
「じゃあ何で俺の顔を…」
その時、快司の頭に那緒也が自分に惚れているんじゃないか?と言う考えが浮かんだ。
刹那、謙虚な快司は不敵な笑みを浮かべた。
「お前俺の事が好きなんだろ?」
「えっそっそんな事は…」口ごもった那緒也に快司が詰め寄る。
「じゃあ何で俺の顔見てたか言って見ろよ」
「そっそれはその…」那緒也は口ごもった。
その時、那緒也は自分が快司に惚れていると言う事に気づいた。
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