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第12話
「美味しい?」
笑いながら頭をポンポンする。彼も笑いながら「酒の味がする」なんて言う。
「酒の味する乳首とか最悪じゃん」
「子供には与えられないな」
「完全にお前専用だわ」
2人してケラケラ笑う。彼が少し首を伸ばすみたいにしながら、また軽いキス。
「邪魔だから脱ぐ」
宣言して上を脱いだ。適当にソファの上に投げて、彼に抱きつく。
「あぁハニー、可愛い」
ホントに満足そうに言うもんだから、俺までほっこりしちゃう。
「はいはい、ありがとう」
毎日飽きるくらい聞いてるはずなんだけど飽きないね。不思議なくらい。
そのままジーパン越しに股間に触れてくるから、自然と脚を開いちゃう。
ソファの座面に体を預けると、すぐに覆いかぶさってくる。
「ちょっと狭いな」
少し不満そうだ。
「ベッドじゃねぇから仕方ねぇよ」
「まぁそうだが」
それならそれで、いろんな体位がある。
起き上がると、彼を座らせて足の間にしゃがんだ。
「カクテル作ってくれたお礼」
全然躊躇いなく、彼のズボンのチャックを下げる。
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