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ずいき2

再び抜き挿しされるずいきの動きに身悶えて、マツバは敷き布の上で何度も背中を逸らして喘いでいた。 ずいきの成分により誘発されたマツバの陰茎はいつもより膨張していて今にも爆発しそうな熱を孕んでいる。 それに加えて後孔を出入りするずいきのもたらす痒みと疼痛。 媚肉(なか)でも陰茎(そと)でもいいから、とにかく擦ってほしくてたまらない。 痒みと疼きに耐えかねて、マツバはボロボロと涙を溢しながら懇願した。 「ああんっ…………もう擦って……擦ってくださ………っ」 はしたないと思いながらも腰を振り立てて刺激を強請ると、西園寺がグリグリと手首を捻ってきた。 「さっきからずっと擦ってるじゃないか、こんな風に」 そのまま粘液を絡めたずいきで激しくピストンされてマツバは頭を振る。 「ああぁっ、いやぁあっ………ちが…それじゃ………なっ……ふああっんんっ…」 中を穿つずいきを思いきり食い締めてマツバはあっという間に達してしまった。 被せられたずいきの編み目から、ポタポタと精液が漏れ出る。 「誰がイっていいと言った?」 「はぁ、はぁ……もうしわけ…ございませ……」 嗜められて呂律も怪しいまま何とか謝るが、凄烈な快楽の法悦に支配されて全身を震わせることしかできない。 がくがくと痙攣するマツバの内腿を撫でながら、西園寺が囁いてくる。 「どうしてほしいかちゃんと見せてごらん」 男はなるほど政界に携わる人間らしく、言葉ではなく行動を促してきた。 マツバは伏せていた目蓋を開くと、自由の聞かない身体を起こして西園寺の股ぐらに顔を寄せる。 ベルトの弛められたスラックスのジッパーを歯で挟み込みゆっくり下げると、隙間から盛り上がって隆起した下着の膨らみが目に飛び込んできた。

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