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第15話

僕の家のこと ② 僕が自覚してるのは 細くて、(身長は173センチなのに体重は50キロ) 白くて、(血管見えそう) 顔が小さくて、(帽子はsサイズ) そして、 化粧映えが良い(猫目と細面) ということ。 化粧映え⁇ なんだそれって、だからこれが弄られ通しだった理由。 今や、ばりばりのアパレル系にお勤めの姉の在学していた学園は 芸術系でも有名な学校で、 中学からの一貫校なんだけど 高校からも沢山入って来る。 その中でも芸術関係の課は とても充実していて、姉は迷わず服飾の世界に入れる課を選んでいた。 そこで僕の容姿ですが、 この容姿がいたく姉の琴線に触れたらしく、空想力がわく、と 中学の頃からマネキンにされていたわけです。 家事全般一切、小学生の頃から長けてた姉には絶対逆らう事は出来なかった。だって、お金の管理、掃除、洗濯、服の繕いから、健康管理、全部殆ど完璧な姉が采配振るっていたのに、僕と父はすっかりどっぷりでしたから。。

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