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甘い匂い R18

「っ、ひ、ひどい、一緒って言ったのに……っ」 「お前が煽ったんだろうが」 濡れた手をぺろっと舐めると、やっぱりこれも甘い。 顔を真っ赤にして「何してんの!?」と叫んだ宮間の口に指を突っ込む。 「甘いだろ」 「っ、く、ぅぇ……」 あからさまに嫌そうな顔をする宮間が面白い。 指を抜いて置いてあるローションを手に取り、手にローションを出して温める。 「発情期で濡れてると思うけど、今は薬でお前の頭はまともだろうから、ちょっとだけこれ使うぞ」 「……痛くない?」 「痛くしない。大丈夫」 温めたそれを後孔に塗り込む。 初めて他人に触られることに緊張して涙目になる宮間。足をぎゅっと閉じるから膝が腰に当たって痛い。 「痛い」 「っう、ゃ、あ……ごめ、なさい……」 「……お前、一回深呼吸しろ。」 手を離して濡れていない手で頭を撫でてやる。 そんなに緊張していたら、気持ちいいものも良くならない。 ゆっくりと深呼吸をした宮間から余計な力が抜けた。 「いい子だ」 「……子供扱い、しやんとって」 「はいはい。そのまま落ち着いて深呼吸してろ」 離していた手を後孔に持っていき、くるくるとそこを撫でる。 ビクっと震える宮間に何度も「大丈夫」と伝え、ツプっとそこに指先を挿入した。 「あ……っ、ふ、ふぅ……はぁ……」 「上手だ」 中は濡れていて抵抗は無い。 ゆっくりと指を一本全て埋めて、内壁をそっと撫でる。 「んっ、ぁ、はぁ、あぅ……っ」 「痛くない?」 「な、ない……ぁ、きも、ち……」 撫でながら宮間の感じるところを探して、そのうち前立腺を見つけ、優しく触ると大袈裟とも取れるくらい足を震わせた。 「ひっ、な、なにそれ……っ、ぁ、いやや、いや……っ」 「気持ちいい?」 「ふぁっ、ぁ、あぁ……っ!」 どうやらここが好きらしい。 そこを弄りながら中を解して、指が三本入るようになった頃には、宮間は目から涙を、飲み込めなかった唾液を零して蕩けていた。

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