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冬、全てが凍りついた。 心も体も涙さえも。 「別れよう。」 なんで?なんで?なんで? 何もかもが、凍りついていく。 「もう僕は、君には必要ないんだね。」 「あぁ、そうだ。」 あの時君は即答だったな。 さよなら。 さよなら。 さよなら。 愛してた。 冬の白い息とタバコの煙が交差して、ふと昔の事を思い出した。 「死にたいなぁ。」 そう思いながら毎日生きてる。 「生きたいなぁ。」 そう思えたら幸せなのか。 …やっぱり馬鹿らしくなって考えるのをやめた。

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