56♡ 6P 座ってエッチするこれは…座位っていうのかな？ 聖南のものがお腹のどこまでいってるのか分からないくらい苦しい……でも、すごくあったかい。 奥を突かれる度に、内壁を擦られる気持ち良さと内臓を押し上げられてる何とも言えない感覚を、聖南の鎖骨付近に噛み付いて耐えた。 「………っ葉璃、気持ちいい？」 「……んっ、んっ、…あっ……やっ……」 「そっかそっか」 返事なんて返せる余裕無かったのに、満足そうに微笑んだ聖南は俺とつながったまま膝立ちになった。 抱え上げられて、また駅弁体位だ。 俺と聖南は身長差があるから、この体位が一番しっくりくるかもしれない。 すごく早く動かされてしまうけど。 「…やっ……もう、……せなさ、んっ……早いってばっ……あぁっ」 「んー？ 感じるだろ？」 「んんっっ…いじわる、しないで…っ」 「してねぇよ」 お尻を鷲掴まれて、タイミングよく打ち付けてくる。 早くしつこく揺さぶってくる動きに、俺のものは弾けそうなくらい昂っていた。 もうちょっと、ゆっくりして…、これじゃ息が続かない…！ 「俺と葉璃はもう離れらんないんだよ」 「……あっ…ん、…っ………っなにっ…？」 「次は見ろよ、つながってるとこ。 頭に焼き付けとけ」 「…やっ、むり、………だめ、っ……」 「無理じゃねぇ。 …っ…だから締めんなって」 締めてない、締めてないよ…！ 最近やっとその感覚が分かってきた俺が、こんなに激しく貫かれてて出来るはずない。 「あー……出そう。 葉璃、我慢できる？ 一緒にイこ」 「……俺も、出そ…っ…でも、待って、……っ…」 「触るなよ、俺が中抉ってやるから」 「…んんんっ……やっ…やっ…だめっ…おかしくなる…っっ」 「いいよ、おかしくなろうよ、二人で」 もうこれ以上ドキドキさせないで………。 息が上がった状態で追い立てられて、自身に触れる余裕なんかあるはずが無かった。 気持ちいい、苦しい、恥ずかしい、でも、やめないで…。 肌のぶつかる音と局部から漏れる液体の擦れる音がより興奮を煽った。 激しいピストンに、ローションがシーツへと垂れ落ちる。 聖南は宣言通り何度も何度もそこばっかりをピンポイントで抉り続けてきて、下半身が壊れたんじゃないかって思った。 「……葉璃、っ…愛してる」 「…んんんっ…あぁっ、ぅん、っ…うんっ、……俺も…っ」 「足しっかり絡めとけ」 「……っ…っっ……やっ…も、だめっ…」 聖南にキツくしがみついた瞬間、息を詰めた気配と同時に俺のお腹と衣装が精液で汚れた。 俺のお腹の中もじんわり熱くなって、聖南もイったんだって分かった。 それなのに固さも太さもほとんど変わらないのは…なんで……？ 「葉璃、葉璃、葉璃………」 「……んっ…。 聖南さん、イった…？」 めまいを起こしそうなくらい強く抱き締めてきた聖南の背中に、俺もぎゅって力を込めて返す。 いつもながら、…激しかった。 まだ息が整わない。 抱かれた胸に体を預けて余韻に浸ってると、中で元気いっぱいな聖南のものがピクピクっと動いてその存在を示した。 俺はこんなに疲れてるのに、目の前の聖南はほとんど息が上がってない。 全身がクタクタで俺だけエッチした後みたいだから、鍛えてるからってあんなに動いた後なのにすごいと思う。 中で出されたのは確かで、聖南は一回射精したはずなのに萎えないのも不思議だった。 「イったよ。 ほら。 俺のでぐっちょぐちょ」 「ちょっ……！ やっ……あぁっ…んっ」 「な？ 俺一回や二回じゃ萎えねぇって。 葉璃がよーく知ってんだろ？」 知ってる、知ってるから二回目はまだ待って…っ。 せめてもの抵抗で、ぐんぐん腰を動かし始めた聖南の肩を押す。 「聖南さん待って！ …喉乾いたっ」 「俺の唾液飲んでろ」 「もういっぱい飲んだよ！ お水がいい！」 「あー？ 水に浮気すんの？ ヒドくね？」 「ヒドくないよっ。 水飲みたいー！」 休憩させてって思いが全面に出ちゃった俺は、聖南の体にしがみついてた足をバタバタさせた。 聖南が体を支えてくれてるから遠慮なくバタついてると、こらえきれずに笑い始めた聖南に背中を撫でられてしまう。 「分ーかったって。 つながったまま暴れたら葉璃が痛い目見るぞ。 ……よいしょっと…」 「わわわわっ…！ え、こ、このまま行くの！？」 「離れたくねぇもん」 聖南のものが抜けない位置で抱っこされて、ベッドから降りた聖南はそのままキッチンに俺ごと移動しようとしている。 「いや、ダメだよ！ 俺重いから！」 「どこがだよ。 わたあめくらい軽い」 「それ言い過ぎ！」 「じゃあ何？ りんごくらい？ あ〜葉璃はキティちゃんだったのかぁ。 そっか、だからそんなかわいーんだな」 「……キティちゃんって重さりんごなの？」 「りんご3個分らしいよ」 「そうなんだー！ 可愛いですね」 「葉璃のがかわいーけどな」 「………っっ」 そんな、素面で照れてしまう事を真顔で言うなんて…しかも眼鏡掛けて、制服姿で…。 聖南の首にしがみついてそのエリートっぽい顔に見惚れてたら、片手で俺を支えたままの聖南が冷蔵庫から水を取り出して、自分だけ飲み始めた。 喉乾いたって言ったの俺だよ、って言おうとしたら口付けられて、含んだ水を送り込まれる。 「…………んっっ………」 聖南と唾液交換し始めて、俺はこの口移しがうまくなった気がする。 こぼさないで飲めたから、絶対そうだ。