【聖南×葉璃オメガバース】 聖南と葉璃はある夜、こんな会話をした。 「聖南さん、オメガバースって知ってます？」 「ん？何それ？」 「今流行ってるらしいんですよ、これ見てください。…この中の世界だと、聖南さんは100% αってやつだね」 「そうなんの？あ、このΩは男でも子ども産めんのか」 「そうみたいですね。ん？…あれ…なんか…聖南さん目がギラギラ…？」 「葉璃ちゃん？俺誘うフェロモンずーっと出てるけどΩじゃねぇの？」 「違いますよっ。それは気のせいです！」 「俺さぁ、ちょっとだけ葉璃に悪いと思ってる事あんだよなぁ」 「ちょっ、指入れないでください！さっきお風呂入ったばっか…っ」 「俺がどんだけ葉璃の中に精子放ってもベビーは出来ねぇじゃん？俺は子ども育てるなんて考えらんねぇからいいけど、葉璃はどう思ってんだろーって」 「あっ…言いながら指…かき回さないでっ」 「あ、でも俺が子どもみたいなもんだからいっか。なっ、葉璃？♡」 「…聖南さんで手一杯ですよ、俺は…」 葉璃が興味津々で見せてくれたものは、何となく聖南の心に留まっていた。 不思議な世界観があるんだなぁ、と思いながら三時間ばかり葉璃を美味しく頂いて、愛する小さな体を抱き寄せて安らかに眠りについた。 温かい微睡みの中、心に留まった例の世界観が、その夜聖南の妄想力を大いに開花させる。 【聖南（α）×葉璃（β→Ω）オメガバース】 05/01〜05/05公開 ※上記の会話文はTwitterにて掲載したSSです。