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「せっかくこのメンバーで集まったので、次は4人で考えてください。
もし旅行するとしたら何処に行きますか?」
「旅行かー!4人で行くの楽しそう!!」
「もっと話盛り上がりそうだね」
「だなー!すごい行くの想像できる」
「行き先ですか…うーん、悩みますね……」
「おれ遊園地とか水族館とか行きたい!」
「俺も行ってみたい!あとプラネタリウムも見てみたい」
「それだったら科学技術館? 星は確かにいいね〜、イルミネーションもいいかも、季節選ぶけど」
「私は温泉がいいですね。何処かのお宿でゆっくりまったりしたいです」
「あ、温泉いい!第一回目はそれにしよう」
「初めてだしな、ゆったりしてもっと親睦深める的な」
「僕も温泉なら行けそう、露天風呂とか温泉付きの部屋とかいいよね、景色綺麗なところがいいな」
「クスクス、いいですね。それからご飯の美味しさも大事ですね。期間は…1週間ほど?」
「うわー、それはゆっくりできる!」
「すごい行きたい」
「いつ行きますか」
「ふふ、行く前提で話が進み始めましたね。
さて…引率は私ができますが、それぞれのパートナーが許可してくださるか……」
「はい!おれは多分大丈夫ー!!」
「「………」」
「クスッ、私がお手伝いいたしますよ」
「「月森先輩……っ!」」
「これが最後の話題です。
パートナーに望むことを教えてください」
「望む…こと……」
「難しいのがきましたね……」
「うーん…なんだろう……」
「……これも、俺からでいい?」
「アキ、浮かぶ?」
「うん。俺は正直ずっと一貫してるんだよな。
ーー〝ずっと名前を呼んでいてほしい〟」
「名前、かぁ…」
「レイヤへの気持ちを理解したときから、もうずっとこれ。
名前を呼んでくれるだけでいいよ。他は本当に何もいらない。あの声色で『アキ』って呼んでもらえるだけで、十分幸せ」
「っ、おれもいっぱい呼ぶから!」
「あははっ、ありがとう。
イロハは?」
「おれは、んーと…ーー〝これからもよろしくね〟」
「よろしくね?ってことは、」
「〝ずっと一緒にいようね〟ということでしょうか?」
「あ、そうそんな感じ!そっかこれ望むことだったね。言葉考えちゃってた。
オレとカズマは気がついたら一緒にいたってくらい一緒にいるから、もうこのままずっと一緒にいれたらなぁって」
「うんうん、僕もふたりにはずっと並んでてほしいな」
「いつまでもお付き合いしたいもんな」
「ふふふ。櫻ちゃんは?」
「私は……ーー〝末長く共にありたい〟ですね」
「わぁ、いいですね」
「学生の頃から共に歩んできて、今も同じ職場で仕事をしていて。このまま定年までここで過ごしていけたらなと思っています。その後は何処か小さな町にでも移住し、ゆっくり年老いていきたいなぁ…と」
「なんか…やっぱり櫻さん大人だ……」
「引っ越すときは教えてください」
「クスクスっ、その頃には皆さんもいい歳した大人ですよ。
さて、ハルくんは?」
「僕、は……」
「………」
「……ハル、出そう?」
「…僕は……ーー〝死ぬな〟かな」
「死ぬ、な」
「今の僕があるのはアイツのおかげだし、僕はアイツに生かされてるから勝手に死なれちゃ困る。というか、ここまで僕に執着してるのにいきなり離されるのは論外。
ーー僕に希望を見せた分、ちゃんと責任もって生きてほしい」
「……ハル、かっこいいね」
「…なんか、もう屋敷のベッドにいたハルが想像できないや。ほんとヨウダイ先生に感謝だな。ハル、大好き」
「ふふふ、僕もアキ大好き。
なるべく見守っていくからね」
「……さぁ、ここまででよろしいでしょうか」
「「「「はい」」」」
「以上で用意していたトピックは全てです。
皆さんお疲れ様でした」
「楽しかったねー!難しいのもあったけど」
「うんうん、なんかもっと各々のこと知れた感覚」
「このメンバーはこれから定期的に集まってもいいかもしれませんね」
「なら寮監室でどうですか?」
「いいですよ、いつでも訪ねてきてください」
「うわーやったー!お菓子持っていこっと」
「月1くらいにする? 2週毎?」
「何時から何時にしよ」
「それぞれのパートナーになんて言うか……」
「クスクスっ、考えることは山積みですね。
とりあえず 解散しましょうか」
「「「「はーい!ありがとうございました」」」」
fin.
next →【攻め組】
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