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第11話

「風呂貸してやるからすぐ入れ」 風呂場まで腕を掴んで連れて行くと無理やり服を脱がせた。 気分は母と子供だ。 「皐月さん、だいたーん」 「うるせぇ、洗濯するから脱げ」 「お風呂入ったらヤる?」 「いいから早く入れ」 千鶴を風呂に入れて、着てた服を洗濯機に入れてスイッチを押す。 自分の洗濯したての服と買い置きしてあった下着を準備して、ため息をつく。 泊まるとこがなくて、三日風呂入ってないくて、腹を空かせて、自分を買ってくれと言う困ったガキ。 見た目、キレイな顔してるからソッチの人間にはたしかに需要があるかもしれないけど……。

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