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第116話

「…撮影、恐くない?」 ふと、ヨシはユウに聞く… 今日の撮影はレイプモノだったようで、撮影中はツラそうだったユウ… 気になって… 「えっ…」 「なんか、痛そうだった…」 心配して言う。 「あ、全部見てたんだ…」 ちょっと気恥ずかしくなり苦笑いするユウ。 「うん…」 「あれは演技だから…怖いとか思ったことないよ、先輩も優しいし…」 優しく答える。 「そうなんだ…」 微妙に答える。 「撮影、不安?」 そっと聞く。 「ん…そのうち、僕もしないといけないから、ユウくんはすごいね、あんなに堂々と演技できて…」 尊敬の眼差しで褒める。

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