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ー友情ー2
顔の方も医者という職業柄勉強で明け暮れたからなのであろうか縁なし眼鏡を掛けていて年は二十八歳とまだまだ医者としては若い方だ。 そして望の性格は見るからにして真面目でもある。
そして望と一緒にコンビを組んでいて人気があるのが梅沢和也(ウメザワ カズヤ)。 身長の方は望より若干高めで眼鏡は掛けていない。 性格の方は望とは正反対な性格で明るく面白いようで人気があるようだ。
春坂病院からこの物語は始まる。
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ある日の夜中。
今まで静かに過ごしていた病院だったのだけど急に慌ただしく動き始める。
まもなく、この病院に緊急の患者が運ばれて来るという連絡が救急から入ったからだ。
医者や看護師達が患者さんの受け入れ体勢を整えた頃、遠くの方からサイレンの音が響き渡り、その音と共に救急車が春坂病院へと近付いて来ている。
そしてサイレンが鳴り止んだと同時に救急車の中からは、ある男性が病院内へと運ばれて来た。
今時間、夜中の時間帯というのは重傷者が多い。 いや寧ろ重傷者しかいないのかもしれない。
今まで穏やかな一日が終わろうとしていたのだけど一気に緊張感が高まったようだ。
今回運ばれて来た患者さんは、どうやら消防士さんのようで消防服を身につけていた。
きっと現場で消火活動に当たっていて事故にでもあって怪我をして運ばれて来たのであろう。
「患者さんの容態は?」
今日、当直だった望は救急隊員へと事情を聞いてみる。 それだって患者さんを診るに当たって重要な部分でもあるのだから。
「火事の現場において、木造のアパートの二階にて消火活動をしていた際に脆くなっていた床が崩落して一階へと落ちたらしいのです」
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