51 / 2160
ー友情ー51
「俺はてっきり、夜這いにでも来てくれたんかと思うとったわぁ」
雄介は半分冗談のつもりで言いながらベッドへと上がるのだ。
確かに雄介が言っている事は半分は当たっているのだが、半分は当たってはいない。
それは半分無理矢理和也に部屋を追い出されたというだけで、自分の意思で出てきたのではないからなのかもしれない。
それでも半分以上は望だってそういうつもりで来たからなのか、望はその雄介の言葉に顔を俯けてしまう。 きっと顔を赤くさせてしまっているからであろう。
「え? へ? ホンマにそうやったんか……!?」
ベッドに備え付けてあるスタンドライトの淡い光りがそんな望の表情をうつす。
それがどうやら雄介には見えてしまい、
「え? え!? ホンマにホンマやったん!?」
「あー……違うから……その……和也にだな……半分部屋を追い出されて……和也に桜井さんの所に行って来いっ! って言われただけだからさ……」
そう完全に動揺した様子で答える望。
「へぇーあの、梅沢さんがね……ええことしてくれたやんか。 ほんなら、その好意を無駄にしちゃアカンって事やんな?」
そう言うと雄介はベッドへと半身を起こすと望の腕を引き自分の方へと引き寄せると望の事をベッドへと押し倒す。
ベッドの上の方にあるスタンドライトの淡い光りが二人の姿をうつしだす。
蛍光灯よりも暗い淡い光の中、雄介は望の顔を見つめるのだ。
こうして望の事を見つめる暇なんか今まで殆どなかった雄介。
望の方も真っ赤な顔ではあるのだが、しっかりと雄介の事を見つめる。
そう今まで雄介は相当我慢してきたのだから、そんな表情をする望にもう我慢の限界が来てしまったのか、
「なぁ……俺、もう我慢出来へん……俺、もう十分我慢したやろ? 望……」
そう切なそうな表情を浮かべながら、いつまでも望の事を見つめる雄介。
「ぁ……ま、まぁな。 しかし、まさか、こんなに早く回復してくるとは思ってもなかったぜ」
「そこは望のおかげやな。 望が居てへんかったら、今頃はまだ俺は、死の淵を彷徨っていたのかのしれへんで。 こう俺が回復出来たんは、望っていう宝物を手に入れる事が出来たからやと思うわぁ。 ホンマ、ありがとうな……俺の恋人になってくれて……」
そう言うと雄介は今まで我慢してきたからなのか今までの分を味わうように唇を重ねると何度も何度も角度を変えて啄むようなキスを繰り返す。 やがてそれは深いものになっていき望の口内の方にも舌を忍ばせ舌を絡めると、この静寂な空間に濡れた音が響きるのだ。
雄介はキスを繰り返しながらも望が着ている白衣のボタンを外しシャツのボタンをも全部外し始める。
そこで露になったのは望の白い肌だ。 そんな白い肌に雄介は手を這わし始め、胸の突起へと触れると先ずは親指の腹で望の反応を確かめるのだった。
ともだちにシェアしよう!

