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ー記憶ー49

 望は雄介が寝ているのを確認すると、 「さーて、俺はどうするっかなぁ?」  そう独り言を漏らすと辺りを見渡す望。  その時、雄介の寝言が聞こえて来て雄介は寝言で、 「……の……望……」  と望の名前を呼んでいた。  望はそれに気付くとゆっくりとした足取りで雄介が寝ているベッドの方へと向かい、ベッドの端へと座ると、 「まったく……無理しやがって……」  そう言いながら望は汗を掻いている雄介の額を優しく撫でるのだ。 「明日、目が覚めたら……言いたい事あるからな」  その直後、雄介の腕が望の体を包み込み抱きしめられる望。 「ん……起きてたのかよ」 「ああ、まぁな……用事終わったんやろ?」 「ああ、まぁな」 「ほんなら、俺と一緒に寝て」  雄介はそう言うと、望の手首を離さないように熱く熱い手で望の手を握るのだ。 「え? あ、ああ……まぁ……そのつもりではいたんだけどさ……ま、あ! ほらっ! お前の事が心配だし、大丈夫! そう! とりあえず、今日はお前の側で寝るつもりでいたしな」

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